【森林林業と地域再生】第3回ウマバSDGsアカデミー(雲海塾2024)
- 勇起 床桜
- 2024年8月23日
- 読了時間: 19分
更新日:3月16日

第3の雲海塾には徳島文理大学から学生含め20名、企業や自治体の方5名、合わせて25名の方が参加しました。
第3回ウマバSDGsアカデミー2024(雲海塾)プログラム内容
10月25日(金)
【次世代型ソーラーシェアリング実証現地での農業体験】
【第Ⅰ部】 講演
13:00~13:30「徳島の森林林業の現状と課題」(公社)徳島森林づくり推進機構専務理事
小杉純一郎氏
13:30~14:10「樵木(こりき)林業思想の継承」(株)四国の右下木の会社代表取締役
吉田基晴氏
14:15~15:00「『杉』に新しい価値を」神山SHIZQプロジェクト代表 廣瀬圭治氏
15:10~15:55「森林と環境エネルギー」(株)フォレストバンク代表取締役 岡田育大氏
15:55~16:40「森林とカーボンクレジット」(株)バイウィル 丸浦壮太郎氏
【第Ⅱ部】トークセッション「森林関係人口の創出」
16:50~17:10 問題提起
「人流創出と森林林業‐ウマバプロジェクトとの連携を求めて‐」
(一社)三好みらい創造推進協議会代表理事 丸浦世造氏
17:00~18:00 トークセッション
(一社)三好みらい創造推進協議会代表理事 丸浦世造氏
(公社)徳島森林づくり推進機構専務理事 小杉純一郎氏
(株)四国右下木の会社代表取締役 吉田基晴氏
神山SHIZQプロジェクト代表 廣瀬圭治氏
(株)フォレストバンク代表取締役 岡田育大氏
(株)バイウィル 丸浦壮太郎氏
【第Ⅲ部】 トークセッション
16:30~17:45 交流会
【第Ⅳ部】
21:00~23:00 カードゲーム「moritomirai」
Wappen 合同会社代表 山田宗明公認インストラクター
【第Ⅴ部】 体験
7:30~9:30カードゲーム「2050カーボンニュートラル」
10:00~昼食・解散
【第Ⅰ部】次世代型ソーラーシェアリング実証現地での農業体験

次世代型ソーラーシェアリングは、休耕地や荒廃農地を活用し、再生可能エネルギーの促進と農業の持続可能性を両立させる取り組みです。地域の課題解決や新しい農業スタイルの構築を目指しており、今回はその実証現場で農業体験を行いました。
草抜きやつるはしを使った根の除去、車軸耕運機を用いた畑の耕運など、多岐にわたる作業を体験しました。特に、つるはしでの根の除去作業では、思った以上に地中に根が張っており、全員で協力しながら取り組みました。また、耕運機の操作では、土に押し当てすぎず機械を前進させるコツを教わり、機械作業の難しさと効率性を実感しました。
今回ご指導いただいた森下農園の方の話によれば、この畑では年に3回ほど整備作業が行われているそうです。山地にあるにもかかわらず大きな石が少なく、しっかり手入された、恵まれた環境の畑であると感じました。最後に、ブロッコリーと菜の花の苗を植え、収穫までの農作業の流れを学びました。
学生同士や農家の方々とともに農業に取り組むという体験は、次世代型ソーラーシェアリングが、単なる農地活用ではなく、地域や農業の新たな未来を形作る取り組みであることを強く感じました。最新の技術と地域の知恵が融合することで、多くの人が農業に関心を持ち、地域がさらに活性化する可能性が期待されます。
レポート担当:徳島文理大学 林優良
「森林林業の現状と課題」 (公社)徳島森林づくり推進機構 専務理事 小杉純一郎氏

(公社)徳島森林づくり推進機構 専務理事の小杉純一郎さんから「森林林業の現状と課題」についてお聴きしました。まず、森林林業の現在に至るまでについて、1945年の終戦時に戦争遂行のために行われた大規模伐採や過伐によって日本中の森林が荒廃しました。
そこから、戦後復興の際に大量の木材が必要とされたため国を上げての大規模な造林が行われましたが、その後資源の減少や外在輸入、奥地林化という問題に直面し、国内林業は衰退していきました。転機となったのは、1997年のCOP3で採択された「京都議定書」により、二酸化炭素吸収源としての森林に大きな役割が与えられたことでした。
最も二酸化炭素の吸収量が多いのは、杉であり次にヒノキ、カラマツ...と続いていきます。さらに、2020年新型コロナウイルスの世界的流行を背景にアメリカで木材価格が高騰、翌年日本に飛び火したことで「ウッドショック」が発生しました。これにより外在依存の弱点が改めて明らかになったことで国産材回帰の流れが加速しました。
現在国産材回帰の流れが加速し、戦後の拡大造林により植栽された人工林が一斉に伐採時期を迎えていますが、担い手の問題や鹿の食害、奥地林化など様々な課題に直面しています。それに対する取組として徳島林業アカデミーで若手の育成、鹿の食害対策、林業DXによる生産性の向上をはかっています。
今回の講演を聞いて、まず森林が水害や土砂災害を防ぐ役割を担っているということに驚きました。説明を聞くと「なるほど」と理解することが出来ましたが、それまでは森林にそんな役割があるとは考えたこともなかったので知ることが出来て良かったです。また、現在私たちが見ている森林は、先代方や林業関係者方々の苦労によってできているということを感じ、林業に対する見方が変わりました。

レポート担当:徳島文理大学 上杉日南
樵木(こりき)林業思想の継承(株) 四国の右下木の会社代表取締役吉田基晴氏

四国の右下木の会社の吉田さんは美波町で樵木林業を行っています。樵木林業とは現在の美波町や牟岐町といった徳島県南地域の、特に日和佐川(ひわさがわ)・牟岐川(むぎがわ)流域で行われてきた暖帯照葉樹林を対象にした択伐矮林(たくばつわいりん)更新法や、魚骨状の搬出路によって伐採、搬出が行われる林業の施業形態のことです。
美波町は樵木林業に使われる天然林が多い地域であり、炭や薪にするのに適しているウバメガシやアラカシが多く生えています。樵木林業で作られている備長炭は95%が炭素で出来ていて、今現在生産量が減ってきていますが需要は増えてきています。また、備長炭を作るにあたり、最新技術を利用して炭窯の状態を把握して管理することも可能にしています。
今回の樵木林業の話を聞いて吉田さんの今、日本では「里山」の経済価値再興が必須という言葉が心に残っています。地方の人口が著しく減少している現状では地方の残されている天然林や人口林を有効活用していくことが大事だと思いました。
レポート担当:徳島文理大学 上杉日南
「杉に新しい価値を」 神山SHIZQプロジェクト 代表 廣瀬圭治氏

神山SHIZQプロジェクトとは人工林である杉を切り、その杉や木に新しい価値を生み出す循環を作るとともに、その活動を皆に呼びかけ広め経済を回すことを目的に作られたプロジェクトです。神山町は自然豊かな所ですが、山地の大半が人工林かつ植林されたほとんどが杉となっています。
これによる水源涵養力の減少で鮎喰川の水量が減少しており、30年前と比較すると3分の1が減少していることから、神山町は日本の課題先進地と言われています。そこで、神山町の現状を解決したいと立ち上がったのが廣瀬圭治さんです。人工林を利用し、水源涵養力を取り戻すという意味でプロジェクトを「SHIZQ」と名付けました。プロジェクトでは杉の特徴を生かした食器などを生産し、これまで企業・ブランドの広告に使用されました。
人工林(杉などの同じ植物)を植える活動は環境に良いことだと思っていましたが、川の水量減少をさせる要因となっており、本来ある自然の力を失わせるのだと気づかされました。普段気にすることがなかったので、今回の講演で今後植林活動をする際に、しっかり考えてから木を植えなければならないと感じました。水源涵養力の減少により川の水量が減っていることは決して他人事では無いと思います。この現状に日本や世界は目を向け、このような活動を広めることで、本来の自然を取り戻すことができるのではないかと考えます。
レポート担当:徳島文理大学 山脇陽貴
森林と環境エネルギーについて (株)フォレストバンク代表取締役 岡田育大氏
株式会社フォレストバンク代表取締役の岡田育大さんによる講演をお聴きしました。岡田さんは、那賀町木頭において19代にわたり林業を営み、先祖から受け継いだ面積2200ha、蓄積量100万㎥に及ぶ広大な山林を保有しています。「地球環境をよくする・価値を創出する」というモットーのもと、フォレストバンクでは、森林環境事業と環境エネルギー事業の2つを柱とし、多岐にわたる事業を展開しています。
森林環境事業では、林業や製材業、木材流通(主にホームセンターへの流通)、木質化・木造化、さらに木育や森林環境教育などを手掛け、木材の利用促進と森林の価値を伝える活動を行っています。岡田さんは「将来木を使ってくれることを信じて林業を行い、信じるだけではなく木育などを通して木の大切さを感じてもらっている」と話されました。一方、環境エネルギー事業では未利用材をバイオマス材に加工し、木質バイオマス発電を行うなど、多様な事業展開が行われています。
これらの事業を通し、中小規模の木材流通のサプライチェーンを整え、課題先進の地域で一つ一つの小さな経済を循環させることで、地域の雇用と人材育成で持続可能な森づくりを達成するという三つの役割を果たされています。
しかし、こうした取り組みには課題もあります。例えば皆伐や大型林業機械による伐採、林業専用道の開拓など森林環境への影響が懸念される面や、伐採後の植林が補助金に頼らざるを得ない厳しい現状があると岡田さんは指摘されました。それでも、一つ一つの経済を循環させる仕組み作りを通じて地域課題を解決しようとする岡田さんの姿勢には強い信念を感じました。
今回の講演を通じて、私たちはいかに森林や林業について無知であったかを痛感するとともに、岡田さんの理念から、森林環境を守ることがCO₂削減に寄与し、私たちの未来を良いものにするという点において深く共感しました。持続可能な森づくりの取り組みを知り、私たち一人ひとりが木の価値や森林の役割についてもっと考え、行動することで、私たちの住む世界がより良いものになっていくと思います。
レポート担当:徳島文理大学 金野真人、柳澤寿希
「森林とカーボンクレジット」 株式会社バイウィル 丸浦壮太郎氏

J-クレジット制度は CO2の排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度です。J-クレジットの一部である森林クレジットは、 企業努力で補えない排出量は森林を適切に間伐することで CO2 を吸収し、クレジットとして還元された資金を森林の管理や人の雇用などにお金を充てて林業の発達を目指していくというものです。最近では自治体と森林組合が連携し地域一体で森林クレジットをつくることが増加しています。 しかし、この制度には3の課題があります。
1つ目が、J-クレジットは時間とコストがかかりすぎること。
2つ目が、皆伐をすると森林面積が減少してしまうため J-クレジットをつくれなくなること。
3つ目が、26年間森林経営の継続が必要であるが相続のタイミングや持ち主が不明になってしまうため継続が難しいということです。
森林クレジットは過去に行ってきた行動に価値があり、今まで見過ごされていた価値を経済価値にかえることができるため林業の拡大には必要なツールになります。今後官民が連携し、J-クレジットに取り組んでいくことが地域の環境価値、経済価値を循環させることにつながるでしょう。
今回お話を伺って、Jクレジットは眠っているものに価値を見出す活動であることが分かりました。今まで活用方法がわからなかった森林資源をJクレジットに変えることで、CO2の排出量削減や吸収量を増やすことができ、そしてそのクレジットを収益化することで再び新たなクレジット作成へと踏み出すことが出来ます。こうした循環が環境保護へ繋がり、経済活動を続伸し、脱炭素社会への重要な1歩となると感じました。
J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
本制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。本制度により創出されたクレジットは、経団連カーボンニュートラル行動計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、様々な用途に活用できます。
トークセッション「森林関係人口の創出について」

(公社)徳島森林づくり推進機構専務理事 小杉純一郎氏
(株)四国の右下木の会社代表取締役 吉田基晴氏
神山SHIZQプロジェクト代表 廣瀬圭治氏 (株)
フォレストバンク代表取締役 岡田育大氏 (株)
バイウィル 丸浦壮太郎氏
はじめに、三好みらい創造推進協議会代表理事の丸浦世造さんに、 「人流創出と森林林業-ウマバプロジェクトとの連携を求めて-」についての具体的な取り組みをお聴きしました。
ウマバプロジェクトは特に 「脱炭素社会の構築」・「人流の創出」を目標に掲げ活動をしており、 働き手や担い手が減少している今、その地域で人材となりうる関係人口創出への取り組みが必要とされています。そこで廃校を利用したこのウマバスクールコテージが開設され、研究や移住者等の呼び込みも行われています。さらに「大規模災害への対策による安心安全な町づくり」にも力を入れており、未来へ残すための町づくりが積極的に取り組まれています。
次にトークセッションでは、第一部の講師の方々に参加していただき、様々な視点で現状の課題やこれからの動きについてお話をお聴きすることが出来ました。
今回のフリートークでの最大の収穫は、企業側と交流できる機会です。まだ大学生の私たちから見ると、講師の方々の豊富な経験や知識が卒業後の将来に役立つ貴重な経験になります。地域の成長には様々な形があり、今回集まる講師の方たちの林業・森林に対する取り組みを聴き、未来を担う責任の重さを感じました。また、ウマバでの官民連携の継続した取り組みやこの雲海塾で学んだ若者がいるという事実が、この先のウマバに希望ある未来が待っているということを確信させてくれました。
レポート担当:徳島文理大学 山本将暉、BAI YI-SYUAN
カードゲーム「moritomirai」
Wappen合同会社 山田宗明氏

1日目の最後にはWappen合同会社の山田宗明公認インストラクターにお越しいただき、カードゲーム「moritomirai」に参加しました。
このカードゲームは持続的に森林の価値を守り、子どもから大人まで楽しみながら森林の現状や持続的活用に関して理解することを目的とするカードゲームです。ゲームを通して「森の役割と私たちの生活との関わりや正しい知識の理解」、「協働の必要性」、「経済活動と森林資源の好循環を生むことが持続可能な森作りへ繋がる」ということを学ぶことができます。
「moritomirai」 参加者感想

「moritomirai」 参加者感想:現実世界で自分ができる事とも照らし合わせることができました。
「moritomirai」のカードゲームは今回初めて体験しましたが、森・まちの状況メーターによって、森への愛情 手入れ・整備 整備森林量 林業経営力が表され、私たちがゲーム内で行動した結果によってメーターが変わり、行動による森の変化を感じられました。 森と関わる人といえば林業の人だと思っていましたが、チームごとで様々な職業が与えられることでそれぞれに森への思いがあることを知り、その人たちの行動によって、森を守っていくための役割があるのだと学ぶことができました。また、自分の職業としてのゴールが達成できても他の職業の人のゴールが達成できなければ、森を守ることになりません。 そのため、ほかの人のゴールも把握して達成のために自分の職業として何ができるか考え、異なる職業同士でも協力することが大切だと感じました。しかし、他の企業のことばかり考えていたら、自分の職業としてのゴールから遠ざかることもあるので、良いバランスで協力することが必要だと考えさせられました。生活カードから、日常的にどのような行動が森にとって良い影響をもたらすのかも考えるきっかけになり、現実世界で自分ができる事とも照らし合わせることができました。
「moritomirai」 参加者感想:今回のゲームで得た経験や考えは実際の私たちの生きるこの社会とあまり遜色のないことであり、経済を回すにあたっての注意点や考え方、留意するものなど幅広いことを学ぶことができました。
今回のカードゲームでは森の様々な状況を表すメーターや各々に役職とゲームクリア目標、行動の選択肢となる2種類のカードが配られ森をより良くすることが大事であること、メーターの数値を上げることを忘れずにゲームに取り組みました。ゲームでの経済の回し方には環境に配慮する者やクリア目的のために環境への配慮をおろそかにする者など、多種多様の経済の回し方が存在していました。 私の役職は住宅を作る会社の社員でした。選択肢には「材料を大事にして使い切る」や「新しい技術で木材を加工する」といったものがあり、それらの行動をすることにより林業経営力のメーターを上げると供に新たに資金が手に入り、更なる選択肢へと手を付けることができるようになりました。 今回のゲームで得た経験や考えは実際の私たちの生きるこの社会とあまり遜色のないことであり、経済を回すにあたっての注意点や考え方、留意するものなど幅広いことを学ぶことができました。

カードゲーム・2050カーボンニュートラル
カードゲーム「2050カーボンニュートラル」は、過去から現在にかけて私たちが行ってきた様々な活動が地球環境にどのような影響を与えているのかをマクロ的な視点で見ることによって、私たちの価値観や考え方に気づき、行動変容に働きかけるためのシミュレーションゲームです。
今回はこれまでカードゲームを主催してきた4生に代わり、3年生が初めて主催を務めました。練習して臨みましたが初めてで緊張していたこともあり、説明の仕方や準備など反省点が多く残るゲームでした。今回参加者の学生や先輩方からいただいた意見をしっかりと受け止め、次のゲームに活かしていきたいと思います。

主催者感想:カーボンニュートラルについて自分事として捉えてもらうきっかけになった
今回は経済成長を優先した結果、環境に悪影響を与える結果となってしまいました。このような結果となった原因を考え、参加者の間で意見交換・発表をしてもらいました。参加者の中では「温室効果ガスや環境のことを考えながら物事を進めていくということは、現実世界でも大変なことだと感じた。」や「協力が足りなかった。自分の役割をしっかりと理解した上で協働していくことが重要だと感じた。」などの意見があり、カーボンニュートラルについて自分事として捉えてもらうきっかけになったのではないかと感じました。
参加者感想:環境破壊することは簡単だが元に戻すことは難しいと体感
今回のゲームの結果として、経済成長はしたが環境的には温室効果ガスが大量に増え、
住めなくなる世界をつくってしまったということをゲームで体験しました。振り返ってみると最初は他企業のゴールや現状を把握できておらず、行動を起こした後に温室効果ガスが増えていたのに自分の職業としてのゴールにばかり目を向けてしまい、環境のことを重要に考えられていませんでした。後半からは、「この仕事をしたほうが排出量を減らせるのではないか」、「そのために資金の貸し借りが必要」などと話し合って協力することができました。
しかし、なかなか環境を元通りにすることができませんでした。このことから、環境破壊することは簡単だが元に戻すことは難しいと体感でき、現実世界にも通じると思いました。自分たちの目先の利益だけにとらわれず他企業と協力し、必要な情報を提供することで経済と環境を両立することが大切だと痛感しました。また、日常的に温室効果ガスの排出を減らすためにできる効果的なことや今まで知らなかった温室効果ガスによる影響も知ることができ、さらに自分事として考える必要があると感じました。
参加者感想:環境よりも目標金額に向けてコツコツと頑張ろうという考えでしたが、ゲーム参加者のほとんどが私と同じ考えで序盤から環境を無視した結果、環境にかなりの悪影響を与えてしまいました。
今回のカードゲームでは、各々に役職とゲームクリア目標・行動の選択肢となるカードが配られ、カーボンニュートラルについて学ぶことができました。 クリア目標である金額に到達しようと経済ばかりに力を入れると、温室効果ガスの過度な増加が起こり地球温暖化や水や食料をめぐる争いが起こってしまうという危険性を学ぶことができました。
ゲームをプレイした感想として、環境よりも目標金額に向けてコツコツと頑張ろうという考えでしたが、ゲーム参加者のほとんどが私と同じ考えで序盤から環境を無視した結果、環境にかなりの悪影響を与えてしまいました。私の考えでは最初に資金を貯め、その資金を活用し環境を良くすればいいと思っていたのですが、いざ環境が悪くなると元に戻すこと自体が非常に難しく、悪化するばかりでした。最終的に温室効果ガスの吸収量を上げ、上昇させることができたプレイヤーは私1人だったので非常に嬉しかったのですが、雀の涙程度の効果しかなかったため、もっと早くからこのように行動すれば良かったと後悔しました。
今回のゲームを通し地球という環境に生きる一人一人が配慮する意識を持たなくてはならないのだと気づきました。
参加者感想:CO₂減に期待ができるなどのメリットがあったのですが、経済成長を優先しすぎた結果、今回は経済成長重視の結果、環境破壊がされたということになりました。
私は金融機関を担当しました。お金20000M以上にするという目標で、初期資金は10000Mでした。金融機関は住宅メーカーなどから環境プロジェクトの提案に対し、資金貸与などをして生計を立てます。その中でカーボンニュートラルを目指しつつ、自分のカードの中から有効なカードを考えて出さなければならないため、環境と生活・運営、資金貸与をします。
そのため難易度が上がります。最終的に、今回のゲームは失敗してしまいました。今回の失敗は、金融機関側が他の企業(住宅メーカーなど)や行政(政府)と協力ができていなかったことが要因と考えます。他の企業と協力し、カーボンニュートラルに向けたプロジェクトの提案・資金協力をしていればCO₂減に期待ができるなどのメリットがあったのですが、経済成長を優先しすぎた結果、今回は経済成長重視の結果、環境破壊がされたということになりました。 このようなことになるのは地球にとって非常に危険ですが、実際は世界の途上国がこのような状況になっています。現在の世界が経済成長重視で環境が破壊されているという現状に目を向けることができました。
レポート担当 樫本由衣、植村理子、梶原永太郎、山脇陽貴
全日程を終えて
私は今回で3度目の雲海塾となりますが、ウマバで協働している企業の方々の取り組みに触れながら交流を深めることで、自分自身の視野が広がり、多くの学びを得られていることを実感しています。そして、3年生にとって今回の合宿はとても意味のあるものでした。4年生の先輩方が今回でウマバでの活動を終えるため、その活動を3年生が引き継ぎました。
その一環としてカーボンニュートラルゲームを学生向けに行いましたが、課題も多く残るゲームとなり、先輩方のすごさを改めて実感しました。先輩方がウマバで積み重ねてきた活動を次に託せるよう、ここからは私たちが主導していくという自覚を持ちながら来年からの活動に取り組んでいきたいと思います。
レポート担当:徳島文理大学 樫本由衣
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